バンドマンの彼女になるとどうなる?お金、浮気、DVなどのリアル事情
はじめまして、こんにちは、こんばんは、ごきげんよう。
今回はバンドマンしか好きになれない元バンドマンから、バンドマンのリアルなお話をさせていただこうと思います。
バンドマンに憧れてしまう方、同じようにバンドマンしか好きになれない方、バンドマンと付き合いたいという方に、真実を叩きつけさせていただきます。
ジャンルレスなので、V系バンドマンが好きなあなたもどうぞ。
バンドマンというと「付き合ってはいけない3B(美容師、バーテンダー、バンドマン)」と揶揄されるくらい、女性にとっては危険な存在です。
しかしそれと同時に、演奏中の恍惚の表情、揺れる長い前髪、一生懸命に夢に向かって進んでいく姿…とても魅力的です。
バンドの置かれている立場は大きく分けて3種類あります。
まず、皆様がよく有線やテレビで耳にするようなバンド、大手事務所がついていてメジャーレーベルもついている「売れてる」バンドです。夢です。神です。バンド活動にお金がかからないどころか、印税も給料も出ます。楽器も揃えてもらえます。いわゆるメジャーバンドです。
次に、レーベルがついていて事務所がついていないバンド(逆も少数例ですがあります)。インディーズレーベルがついていて、レーベルが「CDを全国のショップに流通してあげるよ!レコーディングのお金も払うよ!でもその代わりCDの売り上げは何十%か貰ってくよ!ライブ代やその他諸々の経費は払わないよ!」というところが多いです(レーベルによって条件は変わります)。いわゆるインディーズバンドです。インディーズバンドでも事務所がついている場合も多くありますが。
最後に、レーベルも事務所もついていないバンド、これが本当の闇、アマチュアバンドです。ゴキブリです。めっちゃいます。
今回はこのアマチュアバンドマンについて詳しくお話しさせていただきます。
はじめに、有耶無耶にされてしまう金銭面のお話。
まず、インディーズバンド、アマチュアバンドのほぼ全てのライブに「ノルマ制度」というものがあります。
平均は2000円のチケットx10人のお客さんの動員、つまり2万円です。わたしの経験では、いちばん高かったのが8万円、いちばん安くてて0円(その代わり酒を飲め、という提示)でした。お客さんが1人も来ない場合、バンドメンバーでこの値段を割って払います。
そして悪の温床「ライブ後の打ち上げ」です。1人2000円飲み放題や、1ドリンク600円、など、形は様々ですが、一晩で5000円〜1万円使う、という場合もザラではないです。
そして99%のインディーズ、アマチュアバンドマンは自分で自分の楽器を買っています(親や彼女に買ってもらってる人も…)。ピンキリではありますが、平均的にはギターとベースは1本2万〜50万円します。一見ボロくて安そうなギターでも、ビンテージギターといって、50-200万円する場合もあります。ギターやベースの音を変えるエフェクターという機械、こちらも1つ1万-5万円前後。繋げるケーブルや電源装置もこだわる人はそれだけで10万円前後。最近は持っている人も増えたギターの音を出しているスピーカー、アンプですね、あれは1つ20万-100万円前後します。
他にもCDを作るのに、レコーディング、パッケージ、デザインなど含めて50万-100万円。ミュージックビデオ制作に20万-50万円前後。
あなたの好きな人がライブ月4本、楽器5つ所持、CDを2枚出しているとしましょう。それだけでも計算すると恐ろしい額ですね。バンドマンはとにかくお金がかかります。楽器関連のものを買いたくて24回払い多重ローン、CDを出す際にお金が足りずに消費者金融、なんてザラのザラです。
次にバンドマンの交友関係のお話。
バンドマンは基本的にライブハウス、スタジオ、職場(学校)、にしか行きません。職場や学校に音楽好きがいようものなら自分のライブに誘います。つまり最終的にライブハウスにしか交友関係がない状態になります。
付き合いがあるのはバンドマン、音楽好きなお客さんのみ。多くのバンドマンは「自分の好きなことの話しかできない」「趣味と生き甲斐が音楽しかない」んです。
バンドマンは基本的に他人に対して優しいです。何故か?答えはひとつ「ライブに来て欲しい」からです。あわよくばCDを買って欲しい。先ほど書いたように、ノルマ制度があるため、お客さんを1人でも多くライブに呼ぶ必要があります。
バンドマンは自己顕示欲が人1000000000倍強く、ライブをすることでそれが満たされます。共演者と「良かったです〜」と傷の舐め合いをします。お客さんが1人もいなく、共演バンドでしか客席が埋まってなくても関係ありません。全力のオナニーを見せてくれます。
少し話は逸れますが「バンドマンと付き合ったことがない!多少の苦労は覚悟でバンドマンと付き合いたい!!」という方は、バンドマンになるのもいいですが、それよりもスタッフになるか、カメラマンになることをオススメします。写真の経験がなくても大丈夫です、最近の10万円の一眼レフは、向けるだけでそれとなくいい写真が撮れます。
そして打ち上げに残り、酒を飲み交わし、ライブを褒めちぎれば、あとは完成です。ちょろいです。ただのお客さんから、バンドに関わる一員、になることがポイントです。
もちろん、お客さんにワンナイトや、あわよくば付き合うバンドマンも多くいます。バンドマンがツイッターでつぶやいている、好きなバンドの音源を買って聞きまくりましょう。そして「このアルバムのこの曲がいいですね!飲みに行きましょう!」で完成です。
それを踏まえてバンドマンと付き合うメリット、デメリットをお話しします。
まずメリットから。
いちばんのメリットはやはり「ステージ上の輝いている好きな人の特別な存在になれる」ことですね。相手がギターボーカルであれば、自分の歌を作ってくれることも多くあります。そんな経験なかなかできません。自分が好きと思えるバンドであれば、チケット代を払わず見ることもできます(彼女にチケット代払わすドクズもいます。動員できるオナホにしか見られていません。やめましょう)。
そして本題、デメリット。
お金、浮気、付き合った後の態度の変化。この3つです。
お金のことは散々話したので割愛、浮気に関しては先ほどお話しした通り、バンドマンはライブに来てくれる人に対して、めちゃくそ優しいです。自分を認めてくれるからです。その優しさはあなたにだけではないのです。激しいパフォーマンスと優しい態度のギャップ、それにヤられる女性は少なくはありません。自分を認めて欲しいバンドマンと、優しくして欲しいメンヘラの相性はバツグンです。ズブズブです。
付き合った後の態度の変化、こちらは経験則で申し訳ないのですが、激しいパフォーマンスをする人、カッコいいと思える演奏をする人ほど、付き合った後にDVやモラハラや恋人に借金をする場合が多いです。
どうしてでしょう、それは「バンドがいちばん大事」だからです。恋人という自分の所有物になってしまえば、もう感情のサンドバッグ、激しい首締めセックス、ATMです。あれよあれよと風俗落ちメンヘラ爆発です。
ここまでお話ししておいてなんですが、そうじゃないバンドマンもごく少数ではありますが、もちろんいます。バンドより恋人を大事にしてくれて、恋愛に支障があるバンドを辞めてくれる人もいます(バンドマンが好き!という方にしてみれば本末転倒なのですが)。
とにかく声を大にしていちばん言いたいのは
「いい音楽をやる人がいい人とは限らない」
ということです。あなたが好きでときめいてしまうのは、バンドマンその人ではなく、バンドマンが奏でる音楽なのかも知れません。そこらへんをきちんと見極めましょう(自戒)
長いお話にお付き合いいただきありがとうございました。
彼氏の機材の値段が知りたい、このバンドどうなの?、バンドがやりたい!何から始めれば?、など、ご相談ある方はツイッターまでどうぞ。
【執筆者】
レイトン さん
【プロフィール】
統合失調症、境界性人格障害、パニック障害、過食症の世捨人。バンドマン追っかけがやめられない元バンドマン。乙女座のB型は最大の敵。
Twitter : @www_djpt
今回はバンドマンしか好きになれない元バンドマンから、バンドマンのリアルなお話をさせていただこうと思います。
バンドマンに憧れてしまう方、同じようにバンドマンしか好きになれない方、バンドマンと付き合いたいという方に、真実を叩きつけさせていただきます。
ジャンルレスなので、V系バンドマンが好きなあなたもどうぞ。
バンドマンというと「付き合ってはいけない3B(美容師、バーテンダー、バンドマン)」と揶揄されるくらい、女性にとっては危険な存在です。
しかしそれと同時に、演奏中の恍惚の表情、揺れる長い前髪、一生懸命に夢に向かって進んでいく姿…とても魅力的です。
バンドの置かれている立場は大きく分けて3種類あります。
まず、皆様がよく有線やテレビで耳にするようなバンド、大手事務所がついていてメジャーレーベルもついている「売れてる」バンドです。夢です。神です。バンド活動にお金がかからないどころか、印税も給料も出ます。楽器も揃えてもらえます。いわゆるメジャーバンドです。
次に、レーベルがついていて事務所がついていないバンド(逆も少数例ですがあります)。インディーズレーベルがついていて、レーベルが「CDを全国のショップに流通してあげるよ!レコーディングのお金も払うよ!でもその代わりCDの売り上げは何十%か貰ってくよ!ライブ代やその他諸々の経費は払わないよ!」というところが多いです(レーベルによって条件は変わります)。いわゆるインディーズバンドです。インディーズバンドでも事務所がついている場合も多くありますが。
最後に、レーベルも事務所もついていないバンド、これが本当の闇、アマチュアバンドです。ゴキブリです。めっちゃいます。
今回はこのアマチュアバンドマンについて詳しくお話しさせていただきます。
はじめに、有耶無耶にされてしまう金銭面のお話。
まず、インディーズバンド、アマチュアバンドのほぼ全てのライブに「ノルマ制度」というものがあります。
平均は2000円のチケットx10人のお客さんの動員、つまり2万円です。わたしの経験では、いちばん高かったのが8万円、いちばん安くてて0円(その代わり酒を飲め、という提示)でした。お客さんが1人も来ない場合、バンドメンバーでこの値段を割って払います。
そして悪の温床「ライブ後の打ち上げ」です。1人2000円飲み放題や、1ドリンク600円、など、形は様々ですが、一晩で5000円〜1万円使う、という場合もザラではないです。
そして99%のインディーズ、アマチュアバンドマンは自分で自分の楽器を買っています(親や彼女に買ってもらってる人も…)。ピンキリではありますが、平均的にはギターとベースは1本2万〜50万円します。一見ボロくて安そうなギターでも、ビンテージギターといって、50-200万円する場合もあります。ギターやベースの音を変えるエフェクターという機械、こちらも1つ1万-5万円前後。繋げるケーブルや電源装置もこだわる人はそれだけで10万円前後。最近は持っている人も増えたギターの音を出しているスピーカー、アンプですね、あれは1つ20万-100万円前後します。
他にもCDを作るのに、レコーディング、パッケージ、デザインなど含めて50万-100万円。ミュージックビデオ制作に20万-50万円前後。
あなたの好きな人がライブ月4本、楽器5つ所持、CDを2枚出しているとしましょう。それだけでも計算すると恐ろしい額ですね。バンドマンはとにかくお金がかかります。楽器関連のものを買いたくて24回払い多重ローン、CDを出す際にお金が足りずに消費者金融、なんてザラのザラです。
次にバンドマンの交友関係のお話。
バンドマンは基本的にライブハウス、スタジオ、職場(学校)、にしか行きません。職場や学校に音楽好きがいようものなら自分のライブに誘います。つまり最終的にライブハウスにしか交友関係がない状態になります。
付き合いがあるのはバンドマン、音楽好きなお客さんのみ。多くのバンドマンは「自分の好きなことの話しかできない」「趣味と生き甲斐が音楽しかない」んです。
バンドマンは基本的に他人に対して優しいです。何故か?答えはひとつ「ライブに来て欲しい」からです。あわよくばCDを買って欲しい。先ほど書いたように、ノルマ制度があるため、お客さんを1人でも多くライブに呼ぶ必要があります。
バンドマンは自己顕示欲が人1000000000倍強く、ライブをすることでそれが満たされます。共演者と「良かったです〜」と傷の舐め合いをします。お客さんが1人もいなく、共演バンドでしか客席が埋まってなくても関係ありません。全力のオナニーを見せてくれます。
少し話は逸れますが「バンドマンと付き合ったことがない!多少の苦労は覚悟でバンドマンと付き合いたい!!」という方は、バンドマンになるのもいいですが、それよりもスタッフになるか、カメラマンになることをオススメします。写真の経験がなくても大丈夫です、最近の10万円の一眼レフは、向けるだけでそれとなくいい写真が撮れます。
そして打ち上げに残り、酒を飲み交わし、ライブを褒めちぎれば、あとは完成です。ちょろいです。ただのお客さんから、バンドに関わる一員、になることがポイントです。
もちろん、お客さんにワンナイトや、あわよくば付き合うバンドマンも多くいます。バンドマンがツイッターでつぶやいている、好きなバンドの音源を買って聞きまくりましょう。そして「このアルバムのこの曲がいいですね!飲みに行きましょう!」で完成です。
それを踏まえてバンドマンと付き合うメリット、デメリットをお話しします。
まずメリットから。
いちばんのメリットはやはり「ステージ上の輝いている好きな人の特別な存在になれる」ことですね。相手がギターボーカルであれば、自分の歌を作ってくれることも多くあります。そんな経験なかなかできません。自分が好きと思えるバンドであれば、チケット代を払わず見ることもできます(彼女にチケット代払わすドクズもいます。動員できるオナホにしか見られていません。やめましょう)。
そして本題、デメリット。
お金、浮気、付き合った後の態度の変化。この3つです。
お金のことは散々話したので割愛、浮気に関しては先ほどお話しした通り、バンドマンはライブに来てくれる人に対して、めちゃくそ優しいです。自分を認めてくれるからです。その優しさはあなたにだけではないのです。激しいパフォーマンスと優しい態度のギャップ、それにヤられる女性は少なくはありません。自分を認めて欲しいバンドマンと、優しくして欲しいメンヘラの相性はバツグンです。ズブズブです。
付き合った後の態度の変化、こちらは経験則で申し訳ないのですが、激しいパフォーマンスをする人、カッコいいと思える演奏をする人ほど、付き合った後にDVやモラハラや恋人に借金をする場合が多いです。
どうしてでしょう、それは「バンドがいちばん大事」だからです。恋人という自分の所有物になってしまえば、もう感情のサンドバッグ、激しい首締めセックス、ATMです。あれよあれよと風俗落ちメンヘラ爆発です。
ここまでお話ししておいてなんですが、そうじゃないバンドマンもごく少数ではありますが、もちろんいます。バンドより恋人を大事にしてくれて、恋愛に支障があるバンドを辞めてくれる人もいます(バンドマンが好き!という方にしてみれば本末転倒なのですが)。
とにかく声を大にしていちばん言いたいのは
「いい音楽をやる人がいい人とは限らない」
ということです。あなたが好きでときめいてしまうのは、バンドマンその人ではなく、バンドマンが奏でる音楽なのかも知れません。そこらへんをきちんと見極めましょう(自戒)
長いお話にお付き合いいただきありがとうございました。
彼氏の機材の値段が知りたい、このバンドどうなの?、バンドがやりたい!何から始めれば?、など、ご相談ある方はツイッターまでどうぞ。
【執筆者】
レイトン さん
【プロフィール】
統合失調症、境界性人格障害、パニック障害、過食症の世捨人。バンドマン追っかけがやめられない元バンドマン。乙女座のB型は最大の敵。
Twitter : @www_djpt
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