男でメンヘラ(人間不信)になった話

未分類 kaisan

男でメンヘラの体験談は少ないと聞き、ならば自分の話が参考になるかと思い書くことにしました。21からメンヘラになり約10年、中長期的な人間関係が築けなくなってしまった男の話になります。

「能無しはどんなに嘲笑われても、いじめられてもしょうがない」
私がメンヘラになったのはこの考えが根底にあり、それを覆すことがきなかったのが原因です。

私は大手メーカー勤めでエンジニアの父、公務員の母、4っつ年上の兄の4人家族で生まれました。教育熱心な親だったため、小さいときから塾に通い、夏は水泳と登山、冬はスキーと習い事にもたくさん行っておりました。
特にスキーには熱中し、毎年のスキー旅行が家族恒例の行事になるほどでした。

ですが両親も兄も勉強やスポーツで「いい結果を残せない人」には露骨に見下し、それを嘲笑うタイプの人でした。テストの成績やスキーの腕が私より下の同級生に対して、「あの子もう辞めたほうがいいんじゃないの」とか「やっても金の無駄」「あの子はもう終わりだね」と言っては陰で人を嘲笑っていました

小学校の時は問題なかったのですが、高校受験の失敗を機に
「能無し」「惨め」「もうあんたの人生終わりだよ」「あんたに将来なんかない。」「どうしようもねぇクズ」など
母から毎日のように言われるようになりました。
そう言われる度、自分が無価値に感じられ、胃がねじ切れるような思いだったのですが
「止めてくれ」と言っても「本当のことを言って何が悪い。文句があるなら今まで使った金と時間を返せ」と言われるだけでした。原因が私にあるため何も言い返すことができず、ただ言われるがままでした。

そんな折、海外に単身赴任していた父から海外の高校に通わないかという話がありました。(詳しくは書けませんが英語圏の国です)私自身受験に失敗した自分に腹が立っていたというのもあり「そこで人生を変えてやる」くらいの気概で乗り込んだのですが
授業についていくだけでいっぱいで親が思うような人にはなれませんでした。
この結果、父からも「能無し」「金かけた割には大した人間にならねえ」「お前にいくらかかったと思ってんだ」と言われるようになりました。
やめてくれと言うのですが、母同様「文句あるなら金返せ」と言われました。
また兄もそんな私が滑稽だったのか、ニヤニヤ嘲笑うようになりました。

これらの経験から「能無しはどんなに嘲笑われても、いじめられてもしょうがない」と考えるようになり、同時に人に失敗を知られるのを非常に恐れる性格になっていきました。

 

幸いにもある程度は努力が実り、東京のそれなりの大学には入る事ができました。
大学ではスキーサークルに入りました。得意なスキーなら「ここでは自分を嘲笑う奴はいない」と思ったからです。
ですが、宿での仕事ができませんでした。
そこは夏や冬の間ペンションでリゾートバイトをしながら練習を行うところだったのですが
(夏は通常のバイト、冬はタダで働く代わりに、合間にスキーの練習をするという形です)
先輩が仕事をざっくりとした説明だけでこなしてしまうタイプの人だったため、私と合わず、仕事がなかなか覚えられませんでした。行動力でカバーしようと頑張るのですが、結果が出ないため「こまねずみ」と嘲笑わるだけでした。
しかもその先輩は非常に顔の広い人で、いろんなところで私のことを喋ったらしく
他のサークルでも「こまねずみ」という名前で有名になってしまいました

そんなある日、サークル内に兄と知り合いがいる事がわかりました。
その時、私は「親に知られたら「独楽鼠」をネタにまた嘲笑われる。
ただでさえ中高時代能無し扱いされてきたのに、今度は4年間もまた・・・・」

今度はどんな目にあうんだろう?
仕事の失敗を全部自分のせいにされるかもしれない。
責任を取れと言われるかもしれない。
弁償しろと言われるかもしれない
でも、能無しの自分が言うことなんて、嘲笑われるだけで、信用なんてされない
ただ「kaisanよりはまし」という優越感に浸らせるためだけの存在・・・

 

そう考えてしまい、
自分の心身を守るにはもう人と関わらないようにするしか選択肢がありませんでした

すぐにサークルをやめ、大学とアパートを往復するだけの準ひきこもりになりました。
この間、勉強やゲーム、市営プールに行く、日雇いバイトなど中長期定期な人間関係を築かない事であればこなせましたが
恋愛や旅行など中長期的な人間関係を構築しないとできないことは一切できませんでした。

 

就活でもまともなとこには行けずブラック企業に就職、そしてクビ。
再就職は何とかしましたが、給料は平均と比べかなり低くなってしまいました。

現在一人で暮らしており、ある程度仕事も任せられていますが
家と職場の往復だけで終わっております。特に親しい人もいません。

自分だけ出来の悪い会社で働いているため親戚中の笑いものになっています。
この状況はこれから先大きく変わることはないでしょう。

 

これが私のメンヘラ(人間不信)経験です。
「能無しは嘲笑われてもいじめられてもしょうがない」
という考えを払拭できず、中長期的な人間関係を築けなかったため
なかったため、現在に至ります。

男がメンヘラになった事例として
参考いしていただけたら幸いです。



【執筆者】
kaisan さん

【プロフィール】
アラサーの男


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4件のコメント

さなだ 返信

マウント厨しかいない一族とか怖すぎ

なぜ 返信

家を出なかったんですか……なぜそんな家出ろって言ってくれる人がいなかったんですか……

なぜ反発しなかったんですか。不良になるほうがずっとよかったはずです……

悲しすぎる

副島 返信

kaisanさんお疲れ様です。

ご自身を否定され続ける生活、訴えを無視される生活、本当にお辛かったと存じます。

逃げる事ができれば良いのかもしれないし、気にしない事ができれば良いのかもしれませんが、現実問題は中々 思うようには行かないものです。

心のどこもかしこも痛いくて悲しいのに、強くなんてなれませんよね。

何もお力になれず心苦しいですが、kaisanに、今より少しでも、心穏やかな日々が訪れるよう お祈り致します。

季節の変わり目で、体調も気持ちも落ち着かない時期ですが、お身体ご自愛下さいませ。

つらい人 返信

こんにちは。私も似たような境遇の持ち主なので書かせていただきます。私の境遇については、「つらい人」と検索すれば私のコラムがありますので、暇なときに読んで頂ければ、と思います。

まず言いたいことは、その境遇で生き抜いてきただけでも素晴らしい、ということです。その家族の環境の中で生きづらさを何度も感じてきたと思います。両親は世間体を気にする方(子どもにも世間体を気にするように教育する)だと思うので、自分もあの環境に置かれたら、正直、世間体を気にして、逃げるという選択肢は考えにくいんじゃないか、と思います。学生時代に友達がいたかどうか分かりませんが、いたとしても、世間体を気にして、友達にも話せなかったんじゃないか、と思います。それでも、そんな厳しい環境で死なずに生き抜いてきたのはすごいことなんじゃないか、私はそう思います。

あと、今でも家族のことに縛られているんじゃないか、そういう印象を受けました。私の持論ですが、褒めることを一切しない(褒めたとしても家族が期待するような結果が得られた時だけ褒める)家族は家族ではない、と思ってます。なので、筆者の人生において家族のことを気にする時間を設けるのはもったいないと思います。ですから、提案ですが、家族のことを気にしなくするように他のことをしたらいいのではないでしょうか?例えば、仕事に打ち込んでみる、または、家族と距離を置くためにカウンセリングを受けてみる、ということを思いつきました。私は今もカウンセリングを受けていて、少しずつですが、自分で考える力がついてきて、家族に縛られている感覚は薄れていってます。もしも家族と距離を置きたいと思うのなら、自分がやれそうなことをやってみたらいいと思います。家族のことを気にしなくなれば、自己肯定感も徐々に高まっていくと思うので...。

長文失礼いたしました。このコラムを見て、自分のことのように感じたので書きました。いずれ穏やかな日が来ることを私は祈っております...。

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