自分の性器を切断したい男の話

未分類 どっと45

まずはじめに書いておくが、私はヘテロセクシャルの男で、ミソジニストだ。
そして、性器を切断したい理由は、私がトランスジェンダーだからではなく、もっと別の苦痛からだ。
これから個人的な性欲について書く。間違いなく気持ち悪い文章になるから、不快になる前にブラウザバックして欲しい。
これは、ひとりのメンヘラ童貞キモオタクが、性欲に苦しんでいる話だ。

 

メンヘラ.JP代表、小山氏のツイッターを拝見していて、男女間の友情と男性の性欲についての言及があった。

https://mobile.twitter.com/wakari_te/status/1143456006246039552

多くの女性にとって、興味のない男性から性欲をぶつけられるのは大きな苦痛だと思う。
私は男性だから、ありのまま女性の気持ちを体感することはできない。けれども、他人に性欲を向けられるのは嫌だ、と常々女性が主張していることくらいは理解できる。
だから、私だって、性欲をできる限り無くそうと思っている。
自分のようなメンヘラ・ブサイク・コミュ障・キモオタクの性欲は加害にしかならないからである。
他人に性欲を向けないように、そもそも女性にはできる限り近づかないようにしている。

たとえば、コンビニのレジに男性店員と女性店員がいたとしよう。並んでいる人は一人もいない。私は、好きなほうの店員がいるレジを選ぶことができる。
こういう時には、男性店員がいるほうのレジを選ぶ。ついうっかり女性店員がお釣りを渡す手に触れたりしたら、その柔らかさに性的な興奮を覚えてしまうかもしれない。女性に性的な視線を向けてしまうかもしれない。だから、そもそも女性に近づかない。

たとえば、私は大学生なので、昼食は学生食堂で食べる。レストランのそれとは違って、学食の座席はパーソナルスペースなど確保できないほどギュウギュウ詰めだ。混み合っている昼時なんかは、見知らぬ相手と肩が触れあうような距離で食事を摂ることになる。
こういう時には、できるだけ男性の隣に座るようにしている。迂闊すると、女性の食事風景に魅入ってしまったり、身体同士が触れ合ったりしてしまうからだ。髪や匂いも気になってしまう。 だから、そもそも女性に近づかない。

男子中学生じゃあるまいし、そんなくだらない事で性的興奮を覚えるヤツが存在するのか、と呆れる人もいるだろう。
ここにいる。
良い歳こいて、私はありえないほど性欲を持て余している。
そして、そんな気持ち悪い姿を他人に見せたくない。それは加害だからだ。悪いことだからだ。

こんな風にして、できるかぎり女性に近づかない、触れ合わない、話さないことを私は心がけている。
そして、(たしかに私はミソジニストではあるけれども)それは女性を蔑視したり、嫌悪したりする故ではない。逆だ。女性に加害を為さないためである。

それでも、女性と話さなければならない場面というのはある。
私の場合は、大学の授業やサークル活動などだ。
意見をかわすことが必要な授業を間違って取ってしまった時は、本当に悲惨だ。否が応でも女性と話さざるを得ない。
女性と話すと、ひどく口の中が乾き、どもりそうになる。できるかぎり不自然にならないように話そうとしても、その過剰な気遣いが挙動不審を引き起こす。客観的に見れば、恐ろしく気持ち悪い男になっているだろう。こんなキモオタクとグループワークをやらされる女性は、本当に気の毒だと思う。それでも、私は自己中心的なので、自分の単位のために女性への加害を行う。内心ではそんなことはしたくないと思っている。
サークルでもそうだ。私が加入しているサークルは、男女比が7:3くらいで男性が多い文系サークルだ。女性と同じ空間にいたり、共同で作業をしたりしなければならない場合もある。私は懸命に彼女たちに性的な視線を向けないようしている。それでも、恐らく漏れ出た性欲は察されているだろう。最悪だ。死にたくなる。

 

思うに、男性の性欲というのは、本当に絶望的だ。
加害的で、汚らしく、穢らわしい。
私の友人のひとり……もちろん彼も男で、非モテ童貞メンヘラオタクだ……も、私と同じように言っていた。他人を性的な目で見たくない。他人に性欲を向けなくない。他人を傷つけることはしたくない。
だから、彼は、少しでも自分の性欲を抑えるために、朝起きたら真っ先に自慰を行うそうだ。
自分の下腹部から汚れた欲望を全て放出して、その日一日を一切の性欲なく過ごせるように。
私もその気持ちはわかる。少なくとも私や友人にとっては、自慰行為はただ性的満足を得るための行動ではない。他人を加害しないための、性欲をコントロールする手段の一種なのだ。
もし自慰をしなくても性欲が湧かないならば、あんな穢らわしい行為をしたいなんて思わない。男の性欲は汚いのだから。

 

話を最初に戻そう。男性と女性が友人になれるのか、という話だ。
私だって、性別と関係なく友情を築きたいと思っている。相手が男性でも、女性でも、あるいはAセクシャルでも、お互いがお互いの性的対象になるかなんて関係なく、ただ親愛をもって接したいと思っている。
でも、できないのだ。
それも、穢らわしい性欲によって。
身体的特徴が女性なら、その人がどう思っていても、私は間違いなく性欲を向けてしまうだろう。
そして、この強い差別心は、性欲とそれを生み出す生殖器を諸悪の根源として生じている。
私にとって、性器は子を成す喜びを感じる器官ではない。他人と繋がる喜びを感じる器官ではない。他人を愛するための器官ではない。
むしろ、ペニスとは、他人を愛するのに邪魔な器官の名前である。
こんなものがついていると、自分の体や心、魂までも穢らわしいものに思えてくる。
毎日毎日、事あるごとに、ペニスを切り落としたいと思っている。自分の体の最も穢らわしい器官を切り落として、清らかな体と心を手に入れたいと渇望している。

 

昔、自分のペニスに鋏を当てて切断しようとしたことがある。
性器の根元に冷たい刃物が触れる感覚。切れ味の悪い刃が数ミリ食い込んで、皮膚が引き攣れる。このまま手を握りこんだなら間違いなく切断されるだろうというところまでいった。自分のペニスを切断して救急車に運ばれるとか、面白い笑い話だなと思った覚えがある。
結局、できなかった。一生童貞のままであることが恐ろしく、寂しかった。誰にも性的に愛されないままになるのが辛かった。万が一、いや、兆が一、結婚したとき子供が持てなくなるのが嫌だった。自分の体を自損する肉体的・精神的苦痛に耐えられそうになかった。自分の性自認は、どうしようもなく男だった。

 

早く老人になりたい。性欲が無い存在になりたい。
性欲無き愛に辿り着きたい。
それだけが、私の望みだ。



【執筆者】
どっと45 さん

【プロフィール】
メンヘラ男子大学生。


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3件のコメント

返信

けっこうこういう男性いるんだな
自分だけかと思った。
自分は幼少期に宗教関係で性に対するタブーを教えられでこうなったけど、宗教関係なくなる男性もいるんだな。

つらいですね 返信

こんなにも気を使ってるのに、加害しないようにしないように意識しているのに、それでもなお疑念の目を向け、不信感と嫌悪を向けてくる人達がいると思いますが、なんとか耐え忍んでほしいです

若い時は性欲で頭沸いてるような人でも、遅くても40にもなれば若い人たちが綺麗事と呼ぶような社会的な意義とか立場とかより重要になってくるので、そこではモテてたとか経験人数とか「小学生の時に足が早かった」くらいの意味しか持たなくなってくると思います。そこまで真っ当に歩んで、投稿者様に勝機があればいいなと思いました

たん 返信

どっと45 さん はじめまして。
性欲の話 というか性の話。
読んでいて何となく 誰でも思うこと と思いました。
怒られるかもしれませんが 誰もが皆通り道のような気がします。
子供から大人に変わる時 思春期と呼ばれる時期。
春を思う 春というのは春画 とあるように性の意味するところであると思います。
その過程で上手く距離感というか 身に着けていくと思うのですが
そういう意味で
誰でも思うこと 誰でも通る道
と書きました。
ですがいろんな人がいます。
私自身二次元の女性に傾倒していた時期がありました。
男女問わず 汚らわしい と思ったりかと思えば 好きな人となら
など と見かたが変わっていくというかいろいろ変わっていくこともあるというか。
性の認識の仕方 異性との付き合い方
過剰など過ちの方にいくと確かに犯罪を犯してしまい過ちのほうに行く場合もあります。
逆に潔癖すぎるのも また性的行為をする人を非難する とまた過ちの方にいってしまうこともあります。
すいません、意味不明な分を長々とかてしまいました。
言いたかったことは性的な事もまた他の諸問題と同じで学んでいく というか距離間を把握する必要があり 場合によっては誰か(医師とか)に相談してみたりもいいのでは、と書きたかったのです。

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