障害当事者の私が「障害を持つ子供の支援」を仕事にしてみたら

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自閉スペクトラム症と注意欠如症を持つ「EB」と申します。

20代、障害者雇用で働いています。

大学卒業後、はじめはサービス業の正社員として働いていました。

そこでは郵送物を紛失・単純計算のミス・転記ミス・お釣りの渡し間違い…などなど始末書を毎週のように書き、仕事のできる同僚と自分を比較しては落胆する日々でした。

ほどなくして「発達障害」を疑い出し、支援センターと医療機関の存在を知り、診断をもらいました。

何故だか「転職するにはそれまでに3年以上勤めないダメ!」とどこかで聞いたのを安易に信じ込み、ASD特有のこだわりの強さを見せ、クローズで3年少々勤務し続けました。

(心身が限界を超越しますので全くおすすめしません、さっさと辞めて休養をとりましょう)

 

次についた仕事は、ハローワークで見つけた放課後等デイサービス事業所でした(障害のある小学生〜高校生までを放課後や休校日にお預かりして療育をするところです)。

そこで児童指導員として勤務する運びとなりました。

「とにかく同じ境遇の人の支えになりたい!」

という思いを上司(当時の面接官)に訴え、この業界に飛び込みました。

まさか、こんなにも快適で楽しい職場に出会えるとは…思ってもみませんでした。

 

その理由について、3つに大別してご紹介します。

※あくまで個人の感想であり、発達障害を抱える方全てに当てはまるものとは限りません

 

1.無償の愛を抱ける


特段子供好きではなかったのですが、これがまたすっごくかわいいことに気付いてしまいました。

何の気なしに膝に乗っかってきたり、隣に座ってきたり、話しかけてきたりしてくれます。

オキシトシン出まくりです。

(幸せホルモンともいわれます、詳しくはググってください)

発達障害を抱える方はコミュニケーションの面で困難を示すことが多い傾向にあるため、友達や恋人との関係で躓いてしまいがちです

そんな心の隙間を埋めてくれるような存在が、無邪気な子供達でした。

障害特性からくる自己不全感に加え、結婚適齢期・独身・彼氏なしで特に飢えていた私は、子供達から無償の愛を得ているように感じました。

 

2.「将来自分と同じ境遇にはさせまい!」という強烈な使命感


自分が過去に辛い思いをした分、「悔しさをバネにしてこの子達のためにできることを一生懸命考えよう!」という不思議なくらい強い使命感に駆られます。

これは当事者ならではの感情かもしれません。

ただし、「自分が〇〇だったからこの子も〇〇すればできるだろう」というような固執的な考えは禁物です。

自分とは切り離し、物事を多角的に考えるスキルが求められるので、ASD的には鍛えられます。

 

3.理解ある業界、朝はゆっくり出勤!


業界柄、代表をはじめスタッフは皆理解があり、失敗に寛容で即座にフォロー、成功に対してはとにかく褒めてくれます。

簡単な文書作成や壁面飾り作りなど、自分にできる範囲の仕事を振ってもらえるので無理なくすすめることができます。

また、よく体調が崩れますが気兼ねなくベッドで寝かせてもらえます。

おおまかなスケジュールとして、午前中は事務作業、お昼休憩を取って子供たちを迎えに行きます。

出勤は10時頃、夜勤なし、残業も原則なしです。

起きるのが苦手な傾向にある自分にとって、朝ゆっくり支度できるのがとてもありがたいです。

子供たちを自宅に送り届けて帰社し、残務整理をして退勤するのは19時頃です。

見切りのつきにくい仕事に着手していても「明日午前中にやればいっか!」と思ってそそくさと帰るようにしています(笑)

 

いかがでしたでしょうか。

当事者として戦力となりうるかもしれないそこのあなた様、近場の求人を見てみるだけでも何かきっかけがつかめるかもしれません。

 



 

【執筆者】
EB さん

【プロフィール】
女性・平成生まれ・福祉業


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