「死にたい」という言葉の裏にあるもの

体験談 死にたい 鈴音

私は小説を書くのが趣味の一つです。

それで私は、ひとつの言葉に別の読み方をさせたり、別の意味を含ませたりします。

例えば宇宙(そら)。宇宙と書いてあるんですがそらと読みます。この場所(公園)と書いてありますが、場所をそのまま読んでもいいですし、公園と読んでもいいんです。場所が公園を指すという意味で言葉を含ませたりします。

ただやり過ぎてしまうとごちゃごちゃしてしまうので難しいところですね。

それで物書き(文を書く人)の私はメンヘラであり希死念慮とはお友達です。よく挨拶に来ては早めにお帰り願っています。死にたい死にたいと思っている時に気づきました。

私の「死にたい」には別の言葉が含まれていると。

 

なぜ「死にたい」のか。場面を思い出していくと原因は様々です。辛い。悲しい。苦しい。寂しい。それらの感情がキャパオーバー起こすと「死にたい」に繋がります。

沢山の「死にたい」の裏には、何か言葉が含まれているのではないのかとある日気づきました。そして「死にたい」という言葉は、様々な感情を一言で表すとある言葉と似ているなとも思いました。

それが「エモい」です。

感動した。好き。懐かしい。などなど。沢山の感情や気持ちを一言で表す事ができ、それを誰かに伝える事が可能な言葉。全てが伝わっている訳ではありませんが、その一言で伝えたいことの大部分が伝わるので便利です。

「死にたい」も「エモい」と似た特性を持っているのではないかと思いました。死にたい理由は千差万別です。でも「死にたい」につながった理由は伝わらなくても、「死にたい」という気持ちは他者に伝わり、共有する事もできます。

(寂しいから)死にたい

(苦しいから)死にたい。

(楽になりたいから)死にたい。

カッコの中は伝わらなくても、貴方が「死にたい」と感じている事は伝わる。ある意味で便利な言葉だと思いました。

ただ「死にたい」も「エモい」も共通点として、詳細が伝わらないのは難点です。写真に「エモい」と言ってもそれが可愛いのか、感動したのか、はたまた別の気持ちなのか、詳細はわかりません。

それと同じ様に「死にたい」という言葉からは、何があったのかとか大丈夫なのかという詳細はわかりません。

でもわからないからこそ良いのでは?と思います。

言いたくない。知られたくない、わからないけど「死にたい」という気持ちはある。だから「死にたい」と言って詳細が伝わらなくても、それはそれでいいんじゃないかなと。

「エモい」みたいになんとなく共有できて、「死にたい」という気持ちが伝わっていれば、それで充分なのではないかと思いました。

「死にたい」という言葉は、上手く伝えられない自分の感情を表現するひとつの方法なのかもしれません。



【執筆者】
鈴音 さん

【プロフィール】
希死念慮と発達障害と二次障害に悩ませながらも生きている20代無職。
いつか職について親孝行するのを目標にしながら生きています。
今の最大の敵は早起き。


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