最愛の妻の自死
どのくらい愛しているかを伝えるために経緯をつらつらと記してい
妻との出会いはとあるピアスショップでした。
当時、
このまま働き続けるのかーなんて、
今まで真面目っぽく一般的な生活を歩んできた私としては、
ついでに髪も派手に染めたりして"変身欲を満たす"
兎にも角にも、
まぁなんと言っても第一印象としてはかわいいなぁ、派手だなぁ、
接客を受けるうちに、
さて、それからというもの、
ピアスの数が20を超える頃には、
そんな時、
その頃にはもう仲良くはなっていましたが、
なんだか話のノリがすごく噛み合って、
終電をなくしたため、
その日の話の流れでもありましたが、私は「ヒトを飼いたい」
とはいえ、
そんな関係も1週間しかもちませんでした。
といいますのも、私自身が独占欲を肥大化させてしまい、
しかしながら、こういった感覚は私としては初めてでした。
もともと恋愛について独占欲など感じた試しがなく、
それからは彼女が私の家に転がり込むような形でほぼ同棲。
メンヘラ気質と言いましたが、実際にうつ病、パニック障害、
そんな彼女に触発されたのか、
そんな私は何ひとつ病気を抱えていない健常者です。
お互いにとかく独占欲は極まり、
ここからは私個人の想いです。
全てをこの人に捧げようという決意です。
元々友達なるものも少なく、
彼女が嫌がるものは全部捨てました。
持ってた服も物もベッドも家も、
彼女が欲しがるモノと欲しがりそうなモノは全部買いました。
行動基準、価値基準は全部彼女でした。
善悪もYES/
未来と生活を捧げました。
婚姻届紙切れ1枚を役所に提出して、
…正直に申し上げますと、
結婚してからの生活は比較的安定しており、
お互いの信頼と安心感ができたからなのか、
仕事もしながらプライベートも充実させ、
そんなある日、状況が一変しました。
妻がアルバイトで働きに出ていたとき、
誰か知らないそいつのことを、いまだに私は憎んでいます。
実際にはどういうことをされたかはわかりません。
けれどもそれが大変に怖い思いだったことは明白でした。
帰宅した妻は完全に混乱状態に陥って、震えて過呼吸になっていました。
それ以来、妻は電車に乗ることができなくなりました。
自傷もするし、錯乱もしてました。
名も知らぬ不審者のせいでそうなってしまった妻を見ているのは、とてももやもやするものでした。
結婚する以前、自傷をすることも、
その一件以来、
病院に通うことがまずその第一歩であると思いますし、
それがきっかけで友達もできましたし、趣味で私と一緒にダーツも始めました。
この頃、ひとつ私にも変化がありました。性欲の減退です。
端的に言うと、セックスレスの夫婦生活になっていました。
妻も私と夫婦生活の中で、
しかしながら、当時まだ20代前半の女性ですから、
それから妻はポリアモリーとしての生き方を選択しました。
元々、
恋人は私に紹介してくれますし、
恋人ができてから、
妻は人と遊ぶ予定が増えて刺激になり、
私は妻が楽しそうにしている、
時にはそういった関係性を他人から心配されることや、妻の
誰がどうあがこうと、私以上に妻を愛することはできません。
この頃、生活はうまく回っているものの、
なんでしたら、
そんなことを受け、精神障害者保健福祉手帳3級を発行しました。
自分たちで発行の手続きをしているものの、
はい。ああ、もう、
書くことに飽きが来たので結論だけお伝えします。
妻は亡くなりました。
以下、蛇足。
きっとタイミングが悪かったんです。
恋人ととの別れ、雨、無職、暇な日々、夜、なんとなく、
だけどこれだけは先に私の想いを。私は妻の選択を全て肯定します。
自殺未遂を繰り返す妻が心配だったので、家に帰る時間が安定していて、
なんとなーく嫌な予感はしてました。もしかしたらまた未遂をしてるかもしれないな、
ドアを開けたら明らかに違和感がありました。
家の中が真っ暗で、
すぐにそれはテレビの画面だと察することはできて、
いろいろ飛ばすけど、
ちゃんと心臓マッサージだってしたし、
ああもう脳みそが痺れて溶けてしまうような錯覚に陥るくらい泣き
僕は、ずっと妻とそんなお話になる度に「君が死んじゃったら僕も死ぬよ」と必ず言っていました。
妻は最後に2つの言いつけをのこしていきました。
・私が作った縁はつないでいって欲しい
・どうか幸せになって
なにも解釈できないまま言いつけを守っています。
ひとりがつらいので友達作りをしています。
そんな自分が許せないまま存外元気にやっております。
最高の愛の表現はこのまま妻に会いにいくことだと確信して
それでもまだ僕はこんな文章を綴っています。
なにをしたいかどうありたいかずっとわかんね。
ともかくこの文字数をつらつらと綴ることで、気づいた頃には伝えたかった内容も目的も忘れてしまいましたので、
兎にも角にも言いたいことは、妻は正しい。
腐るほど湧き出るタラレバも書こうかと思ったけど面倒臭いし無意
はい、終わり。
【執筆者】
むしぁこ さん
【プロフィール】
中年男性会社員
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