大人に認められたい セックスに託した憎悪と承認欲求

体験談 セックス ぴぴ

わたしは、小さい頃、両親に褒められたくて認められたくて仕方がありませんでした。

でも、精神疾患の父とそれに依存して働き続ける母のせいで、わたしの欲求は満たされませんでした。

わたしは、どうにかして他の大人に褒めてもらおう認めてもらおうとしました

小学生から高校生にかけて、部長や委員長、生徒会やボランティア活動など先生や大人に注目されることばかりしてきました。

大人からの「良い子だね」「立派だね」という言葉たちは一時的にわたしの自己肯定感になりましたが、それでも何か満たされませんでした。

わたしはどうしてこんなに無理に大人に気に入られようとしているのだろう」と、たまに虚しくなりました。

わたしの中では、大人は一時的にわたしを満たしてくれるものであると同時に、わたしに虚無感を与えるものでもありました。

小学生を卒業する時期になったとき、わたしは大人にたいして“良い子”であり続けることが少し疲れてきて、悪いことをしたくなりました。

でも、自分が悪いことをするのは気が引けたので大人に悪いことをさせようと思いました。

わたしは、わたしのことをうわべだけで評価する大人が大好きで大嫌いだからです。

そのうち、母の職場の方やボランティア活動で出会った方と体の関係をもつようになりました。

行為の証拠やメールの履歴を残すようにして「このことを警察や児童相談所に見せたら、その人の人生は終わるのだろうな」と思うと、とても楽しくなりました。

また、わたしの体がそのときだけでも大人に必要とされているということが嬉しかったです。

大人に悪いことをさせている楽しさと、大人に必要とされている嬉しさのおかげで、行為中の痛みは我慢できました。

しかし、ある日、半ば強引に行為を要求されました。

そのときは「あ、これはわたしが求めているものと違う」と思いました。

そして、そのことを恋人に話しました。

すると、恋人は「それは強姦になるから警察に言った方が良い」と言いました。

第三者から“警察”という単語が出て、わたしは怖気付きました。

大人に悪いことをさせる目的で行為をしていたはずなのに、いざ“警察”という単語が出たときに「わたしはとんでもないことをしていたのだな」と怖くなったのです。

それ以降、恋人以外の人と体の関係をもつことをやめました。

しかし、大人の評価を過剰に気にしてしまう性格は直りません。

大学を卒業して、嫁いだ今でも、親戚に障害があることを悟らせないように、無理をして気に入られようと努力をしています。

お手洗いとお風呂にいる時間以外はずっと気を張っているので、疲れることは確かですが、その努力のおかげで、周りから“良いお嫁さん”という称号をいただいております。

それでも、心の中には「本当のわたしを知らないくせに」「本当のわたしを知ったら、わたしのこと嫌になるのかな」と思うわたしがいます。

小さい頃に両親から褒められて認められていたら、今のような大人にたいする過剰な承認欲求はなかったのでしょうか



【執筆者】
ぴぴ さん

【プロフィール】
大学2年生のときに気分障害に。なんとか休学せずに大学卒業。人妻になりました。


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