精神的自傷行為としての自虐癖

コラム 自傷行為 腐肉

メンヘラ.jpの利用者の皆さん初めまして。

僕は不必要な肉塊こと、腐肉と申します。

自分は不必要な肉塊を自称していますが、皆さんの日々の苦痛を和らげるきっかけになればと思って、今回、去年の3月からずっと読者投稿で投書するか悩んでいたコラムを書き記してみました。

タイトルにそのものズバリ書いていますが、僕が皆さんにこれからお話するのは「精神的な自傷行為」についてです。

あの時、僕はいつも通り、「必要とされない 要らない存在」みたいなワードでGoogleの検索窓に打ち込んでいました。

そこで行き着いた記事で自傷行為には「精神的自傷行為」という分類もあることを知りました。

 

精神的自傷行為


皆さんは自傷行為と聞くと、何を真っ先に思い浮かべるでしょうか?

リストカット、アームカットなどの自切行為?

己の肉や爪を噛んだり、もしくは力強く捻ったりすること?

自分の髪の毛や体毛を引き抜いたり、場合によっては食べたりする抜毛症?

それとも、多量の薬物を飲み込むオーバードーズ?

自傷行為と言うと、大体の人が身体に異常を見られる行為、特にリストカットを挙げることが多い気がします。「自傷行為って何?」と訊かれたら、取り敢えずこれを答えておけば良いみたいな、模範解答のような、あるいは自傷行為の代表を表すかのような言葉です。便利ですね。

逆に言えば、身体に異常が見受けられなければ、自傷行為とは言えないんじゃないか?

それだったら、こんなコラム、今僕は書いていないでしょう。

今回お話する精神的自傷行為は、身体に異常を来すものではありません。

あなたの心や脳を、あなたの言葉によって傷つける自傷行為のことです。

「自虐」、「自責」、そのような言葉で呼ばれているであろう行為です。

……思い当たる人もいるんじゃないでしょうか。

それとも、「え? こんなのが自傷行為になるの?」とお思いになるでしょうか。初めてこのことを知った時、僕も「まさか、そんな」と思いました。

殆ど受け売りの知識ですが、一緒に見ていきましょう。

 

精神的自傷行為の一例


ヒトは誰しも、防衛反応として、叱られた時に何かを言い訳にして責任を求めます。この時、自分に責任を求めることを自責と言いますね。

その後、自責から抜け出して、健全に過ごせれば問題はないんです。でも、ずっと失敗を引きずってしまったり、ふとした拍子に思い出して前に進めなくなったりしてしまう。そして、また自分を責め立てる。

「お前は駄目な奴だ」

「自分は必要とされない、無価値な存在だ」

そう言われているように感じてきてしまう。もしくは、自分の脳内でそう聞こえているかもしれません。

この時のこの過度で自虐的な言葉こそが、精神的自傷行為によるものの一例になるそうです。

精神的自傷行為も、身体的自傷行為も理屈は同じです。

抱えている苦しみから逃れるために、前者は言葉責めによって己自身の心や脳を、後者は何らかの手段によって自身の身体を傷つけます。

後者は身体的特徴として現れるため、遅かれ早かれ発見されることはあっても、前者は表面上に傷がないため、発見されなかったり、発見がとても遅くなったりします。

どちらかに優劣を決めるつもりはありませんが、表面に傷がないからと言って、その人が自傷行為をしていないとは限らないということですね。

リスカに比べるとあまり耳にしない精神的自傷行為ですが、おそらく、ここの利用者さんたちには思い当たる所があるかもしれないと思い、共有しようと思ってこのコラムを書くに至りました。

コラムを書く前に軽く検索をかけましたが、精神的自傷行為に触れるコラムはなかったような気がするので。もしもあったら書き手の確認不足です。すみません。

自分の言葉責めが苦しいけど、言葉責めをすると楽になると感じていたら、もしかするとそれは精神的自傷行為かもしれません。

あなたのその自虐は、本当にただの自虐ですか?



【執筆者】
腐肉 さん

【プロフィール】
不必要を自称するくせに、誰かに必要とされたい願望がある面倒な肉塊。
メンヘラ.jpは見る専のつもりだったのに、つぶやき・お悩みコーナー、果てにはコラムの投書にまで手を出した。カウンセラーに不信感を抱いて育ったため、精神科にかかれない系のメンヘラ。
生息場所はTwitter

twitter : @fnk_229


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2件のコメント

KY 返信

投稿拝見しました。

私も精神的自傷行為については初めて知りましたが、言われてみれば確かに納得がいきました。
人はついつい目に見えるものでのみ判断してしまうものですので、盲点でした。
非常に参考になりました。

勇気を出して投稿して下さりありがとうございました。

しじみ 返信

私にも身に覚えがあります。
酷いときには自分を傷つけるような言葉をわざわざネットで探したりすることもあります。
個人的にはこれを『セルフDV』と呼んでいたりします。

あくまで私事ですが、悲しみや怒りをうまく消化できず、何かにぶつけたくなったとき、一番弱くて抵抗できないのが自分自身だったからこういうことが起こったのではないかと考えています。
そして、もし自分より弱くて抵抗できない相手が現れたら、その人に矛先が向くんじゃないかと自分で自分を危惧しています。

悲しみや怒りをうまくコントロールすることが、解決の糸口になるかなぁとは考えていますが、なかなか難しいですね。

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