ACの私が親の為に生きることをやめたとき

体験談 アダルトチルドレン 遊木

わたしは、自分のための人生を、いま、この瞬間に生きています。

今までは、できなかったことでした。

 

生誕~大卒までわたしは、親のために生きていました。

親は、私の兄と姉にかかりきりで、仕事も忙しく、わたしは『いない子』でした。

目の前での性的行為や、ネグレクト等々…。

ま、つまり、ACですね。

子供だから、世間体のために、いかされているだけ。

でも、わたしはなんとか親に認めてほしかったのです。

居てもいいと、基本的な愛情を無償で向けてほしかったのです。

 

だから、勉強も頑張りました。

トップすらとっても、"ふーん"としか言われないのですが。

幼少期~思春期は、【学力は有るが、普通の生活行動ができない(清潔や生活の躾皆無でしたから)。ただ、言われればその通りのことが出来るため、なにも特段には言われない。】感じで過ごしました。

そして、目指したのは、医学部でした。

ただ誉めてもらえる、認めてもらえるとだけ思ってたんです。

切実でした。

実際に身を切るほどの、そんな思いでした。

そこから人生が破滅に向かっていったのだと思います。

 

勿論、努力はしたものの医学部には受かれず、かといってそれなりの学力はありましたので…。

わたしの【だれか私を認めて、助けて】なーんて、狂気は行き場を失い。

その心身を食い荒らしてしまった。

もう私にはなにも残っていませんでした。

愛情が理解できず、思春期を爛れて過ごし、勉学もいっぱしのプライドの高さからおろそかにはできず……ストレスが募るが、愚かなプライドから、ストレスすらまともに表出できなかったのです。

友人は奇跡的に数人、当たり障りのない人はいましたが、私という存在の本質をいっぱしでも理解したひとはいなかったように思います。

さて。

高校以降は自分を殺す日々でした。

結局、大変に申し訳ないことに、部活が終わると共に生きる気力を失ったわたしは、前期の医学部を失敗し、後期でテキトーに地元の医療系の四年制学部を選び、テキトーに卒業しました。

卒業までには紆余曲折あり、メンヘラを自覚するに至ったのですが……。

いずれまた………。

しかし、受験の失敗、ノイローゼ、見捨てられ不安、実習での自己との語り合い等々これが、親のために生きる人生から、自分のための人生への転機でした。

ふと、思ったのですわたしは、

死ぬべきだ
→なんで?

親に認めてもらえないから
→親なんてどうでもいいよって、まわりには言われるのに?

根本的に、親に愛してもらえなかったから、親に愛してもらえないことには前に進めない
→親からすら、まわりにもどうでもいいと思われてるのに?

わたしは、親のことを否定しないことには、生きられないのかなあ。

基本的信頼は得られなかったにせよ、この歳になっても親に信じることを期待するのは間違いだ。

親からの自立が最大の親への仕返しではなかろうか。

そうか。

私が親から愛されることは意味がない。

永遠に、わたしは、孤独なのだ。

愛されることより、なにかしらやだれかを気に入ったり、楽しむことに目を向けた方が生きやすいではないか!

と、なったのです。

その瞬間わたしは、人生を自分のために生きることにきめたのでした。

いまわたしは自分のための人生とはいいつつも、ままならない日々を過ごしています。

具体的には医療系の公務員で、精神疾患は就職後に発症したので、結果的にクローズドに近いかたちで働いています。

それでも、趣味として、例えばカラオケや、例えば読書、例えばTRPG、例えばコスプレ………etc.で発散したり。

何回も生きていて後悔しました。

何回も自殺未遂しました。

結果的に、 いっぱいお薬を飲み、いっぱい主治医に相談し、いっぱい上司の愚痴を言い、なんとか生きてその合間に、ここを覗いたり、さまざまな趣味をやったりして、生きています。

親とは心の折り合いがつかないまま、いまはまだ同居しています。

金銭的に利用して、かつ利用されています。

そこを脱却することと労働環境の是正が今の私の目標です。

なかなか難しいですが。

それでもなんとか息をしている。

私のザマァない生き方が、誰かに届きますように。



【執筆者】
遊木 さん

【プロフィール】
AC。うつ病、自律神経失調症、側頭葉てんかん。山月記の虎、羨ましくないですか?わたしも私になりたい。


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